その本を読んで・・

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)



まったくもって興味深い内容でした、



噂どうり、環境に対する自分の理解が変わります。



いろんな視点を育てる意味で、1000円という値段は安いです。



今日は個人的な感想を書きますが、この本は人の感想を見聞きするまえに読まないとダメな類だと思いました、



だから、たたみます。






ここからは読んだ事を前提に書きますので・・



まずは、著者の武田邦彦氏についてです、、



名古屋大学工学研究科教授の武田氏は、物理化学的手法を用いた材料研究を専攻していますが、個人的に環境工学に関心があるらしく、環境工学についても専門家といえます。



今回オレが読んだ著書『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』においても、北極の氷が溶けると水位が上昇という通説を基本的な物理法則で否定・解説し、文章を読んでいても理数系なのがみえます。



この本は、地球温暖化を軸に、リサイクル、ダイオキシンなどを斬ります。。



表を多用し、論理的に説明されて、身近な例えを用いてくれるなど納得に値する内容です。数値が信用できるものなら武田氏の発言は間違っていないものと思います。



ただ、どれも刺激の強く、なにが正しいのかわからなくなるのも事実です。



オレ自身、ダイオキシンは猛毒だと信じてましたし、バイクに乗る罪滅ぼしじゃないですが石油を節約するべくペットボトルは分別してました。



キャンプに行っても幼いながらにプラスチック容器を燃やさなかったのは、テレビでダイオキシンが猛毒だと放送されてたからだし、もったいないと思いつつもバナナの端は捨てていました、、リサイクルもリサイクルされるものと思っていたわけです。



木の炭素循環や減少傾向については知っていました、そしてそのページを読んだときに、ちょっと前に『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中』で、アルピニスト野口健が掲げたマニフェスト『日本中の公園を森にする』*1を完全否定した人*2が武田氏だったのではないか?と思いましたが調べた結果、早稲田大学教授の池田清彦であったことが判明しましたw



内容自体は、この方面に精通してる人なら、特に驚くことではないのかもしれませんが、おそらくほとんどの日本人は正解を見失うと思います



ま、この本を読んで考えが変わり、『ゴミの分別はしない』『温暖化しても大丈夫』『エンジンをレブまで回す』なんて言い出すやからが出そうなのが怖いですが、やる以上は分別、乗る以上は燃費を考えるでいいと思います。世の中、ムダだから意味がないというわけではないですし・・



オレはこの本には、暗に示していることがあると感じました。。



ここからは更にオレ個人の私的な理解*3なので、流してもらっても結構です。



」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」



武田氏の論調をみると、オレらの一般常識を崩しながらある一点を常に強調してます。



それはマスコミと政府の動きです、、政府の間違った案をマスコミが支援し、国民を信じ込ませてるのではないか?ということ。



全体を読み通すと、マスメディアを利用した政府主導の、もしくは両者が組んでのプロパガンダに注意をうながしてる気がしました。



オレがこれを感じたときに頭によぎったのが、ナチです。



ユダヤ人がかしこく金を儲けたせいで、ヒトラーが起したホロコースト、、あれもヒトラーがマスメディアをうまく利用した末に起きた悲劇、、だからかもしれません。。。



あなたは、なにをかんじましたか?

*1:だったと思う

*2:他の出演者が治安の方向で討論する中、ひとり、木を増やすこと自体無意味だと唱える人がいたのです

*3:前述の暗に示されたこと