整備録4

ZX-4キャブレター




今日はZX-4のキャブレターのオーバーホールをやってみました。



以前、ZX-4は整備性が良いといいましたが、ここも例外でなくキャブの脱着が簡単〜



400ccクラスとしては小柄な方ですが、理に適ったパーツ配置でワイヤー類の取り回しに無理がないんですよ*1、、



チョークワイヤーとアクセルワイヤーを外し、ラバーマニホールドのビスを緩め・・・



にゅる・ぽんッッ!!w



写真がキャブレター全体像です、、ここでおさらいですがキャブレターとは、ガソリンを霧状にしてエンジンに送りこむ部品です*2



やっぱレプリカ色が強いせいか、ZZR400に比べかな〜りダウンドラフト!!って感じです。



そして今回のO.Hメニューはこんな感じ、、


  • 負圧バタフライ動作確認
  • ジェット類洗浄
  • ワイヤー類損傷確認
  • パッキン類交換

フロート室をあけてジェット類を一式はずして、キャブ本体を洗浄。。



ダイキャスト製の本体は元気そのものですが、ジェット類がやばいw



つまりも相当なもんでしたが、パイロット&フロートバルブの受け側に青錆・・



ていうか青錆って水と二酸化炭素によって発生するはずなんですが、、なぜに??



そういえば、キャブとエアクリBOXとの間のOリングが死んでいたような・・



そっから水分が浸入し真鍮を蝕んだですわ〜



このキャブレター、フロート室のビスが一つだけ色違いだったり、なめってたり、キャブをつなぐビスが脱落していたり、、あきらかに素人仕事の影がちらほらw



そういうオレもたいした技術はもってないので、パッキンを交換し、青錆をおとし、組み立てて正常に作動することを願います。。



負圧バタフライとワイヤー類は要交換ってわけじゃなかったのがまだ幸い。






バイクって不具合抱えながらもそこそこなら動いてしまう辺りがすごいと思います、、



各部品の仕事負担が少ないだけに、ひとつひとつの影響がファジーってことなんでしょうかねぇ〜

*1:年式が古いのでキャブにクーラントが通ってないですし

*2:構造は単純ですが、複雑な理論(流体力学等)でなりたっていて、不確定要素がおおく動作にムラが多いので、最近では二輪にもキャブ同等の仕事をコンピューター制御するFI(フューエルインジェクション)に移り変わっています、、四輪では早い時期からFIが採用されています。。