トヨタリコール問題の問題点

BLADE




トヨタはあんまり・・ですが、V6 3500ccのブレイドは大好物のミナミですw



ちなみにですが、『ブレイド』と言ってみて下さい。



統計学的観点から関西人は今のブレイドのイントネーションは間違っています。関東人はあってます。



さて本題、今回は若干長文になりそうなのですが、いろんな人に読んでもらいたいので食わず嫌いせず読んでみて下さい。。。



1月中旬頃から日本でも本格的に取り上げられることになった、アメリカでのリコール問題。


アクセルペダルの耐久性に難があったらしく、長期的な結露や磨耗でペダルの動作が渋くなるということが確認されていたようである。



動作が渋くなることが原因で踏み込んだペダルが戻ってこなくなり、急発進等の事故が増加し、昨年の『アクセルペダルがマットに引っかかることに起因する事故』の消費者感情の後遺症、そしてトヨタ側の対応の遅れも相まってトヨタ不信の幕があけた。



アクセルペダルの動作障害、という2件の似たようなリコールに至ったことで情報は錯綜、市場は混乱し、回復傾向にあった株価も暴落、、



昨年のリコールに関してトヨタは一切の非を認めておらず、リコールこそ届け出たものの強気だった。



しかし、今回のリコールは昨年とほぼ同箇所、同症状ということで2件を同一視してしまうアメリカ人が横行。



このことが追い討ちとなり、昨年のリコールに対するトヨタの強気の姿勢すら問われることになる。



結果、トヨタ自動車は生産や販売を自粛し対応策を練ることなり、莫大な台数のリコールを発表することに、



アメリカではトヨタの対応の遅さを批判、運輸長官が『リコール対象の車には乗らないで』と発言し、同時に制裁金についても提言、、国をあげて反トヨタオーラが出始める。



そんなことをしているうちにトヨタ大量リコール問題の問題点となる日本国内でのプリウスの制動力に関する苦情が公表される。



トヨタ側は『体感的なもの』と力説するもワイドショーで検証番組が放送され、ブレーキが効かないシュチュエーションがあると立証、、



日本国内にもトヨタ不信が芽生え始めることとなり、後にトヨタ自動車が新型プリウスと同一型の回生ブレーキを採用しているHV車およそ20万台にリコールを発表し、



改修作業が開始し現在に至る。



現在でもトヨタのリコール、とりわけ国内でのABSリコールに関するニュースを耳にしない日はない。。

というのが大まかな流れでして、ニュースを見る限りでは日米に関わらずトヨタが該当症状に対しての苦情を黙殺、対応を留保していた感は否めず、、



国内のABSのプログラミングに関してもリコールにするかサービスキャンペーンにするかは別問題として、もっと初期段階で何らかの対応を講ずるべきであったとは思います。



北米においてリコールで信頼を勝ち取ったと言われるトヨタにしては対応が遅かった、、というとこでしょうか。



しかし、今回の一連のトヨタ問題にオレは疑問を抱かざるを得ません。



なぜ、アメリカと日本でトヨタに対する批判の熱が同じなのか・・というところにです。



走る、止まる、曲がるの基本に関係するリコールは確かに恐いですが、日本とアメリカは違います。



アメリカみたいな貿易赤字で超保守だらけの偏った批判熱はあきらかに異常で、トヨタを陥れるための謀略です。



でも、それに追従し自国の企業を批判する日本人はアメリカから見てもアメリカ以上に異常でしょう。



いま日本人がしなければならないことはトヨタ批判でも、トヨタ離れでもなく、トヨタを応援することです。



まず知っておくべきなのが、機械にリコールは付き物です。



そしてアメリカでのリコールは弁解しようがありませんが、日本における回生ブレーキのリコールは弁解できます。



それは、回生ブレーキは新しい技術だからです。



新しい技術は、割高で不安定なものという理解のうえに取り入れるものであって、それは顧客も理解しておくべき事柄です。



すべての構造を理解するなんて無理ですが、HVが比較的若い技術でまだ発展改良段階であることを見落とした顧客にも責任があります。



そして、エコカー減税で最新技術を安売りした政府にも責任がないとはいえません。



しかし、世論に煽られ無意味にに不信感を抱く前に、エコに踊らされて安直にHVを選んだ自分を戒めるべきです。



ほんと、世論とエコに踊らされてご苦労様としか言えません。



あと、プリウスの制動力を検証するとしてある番組が『ビニールシートの上に石鹸水を撒いて滑りやすい路面を再現』したとしていました、



検証はその滑りやすいとされる路面でブレーキをかけるという方法でしたが、



たしかに映像を見る限りでは滑りやすいとされる路面を過ぎターマックに入ってもブレーキがまったく効いていませんでした。



この検証データをどう見るかですが、まず結論としてブレーキが効きにくくなることがあるというのは証明されているでしょう。



しかし、このような路面状況がどこにあるのかということと、なぜブレーキが効かないのにさらに踏み込まないのかということがオレには理解できません。



滑りやすい路面というのは雪道のことでしょうか、雪道でスタッドレスを履いても症状が出るならば多少問題だとは思いますが、そもそも雪道で正常に止まれると思ってるのが不謹慎だと思います。



その思い上がりもリコールですよ。



あと、その症状とは踏み増しすれば解消すると正式にトヨタが発表していますが、止まらないと感じながらも踏み増ししないドライバーがいることが理解不能です。



まぁ、プリウスオーナーは平和ボケしたトロいのが多いんでちょっとくらいブレーキが効かなくても大丈夫、、なんて言わないんで、人間なら機械を過信せずに問題が発生したらブレーキを踏み込むくらいは柔軟に対処してください。






そもそも思うのが、トヨタはいい車を作るという言葉の理解です。



オレは最高品質の車を作ってるとは思いますが、必ずしも最高の技術を持っているとは思いません。



そこがトヨタユーザーの多くが勘違いしてる点、、



トヨタがエンジンを作れないというのは有名な話ですし、最近でもホンダが技術提供してました。



無知さのあまり神話が一人歩きし今回の騒動になったものと思われます。



前述しましたがリコールとはおこりうるものですので、経済が厳しい今だからこそ、日本人は頭を冷やして外貨をガッポリ稼いでくれるトヨタ自動車を応援しましょう。



さもないと本当にえらいことになってしまいます。



こういう国内有数の企業がダメージを受けてるときはちょっと右傾化するくらいでちょうどいいとオレは思います。。



トヨタの株は今は安くてまだまだ買いどきです。中期保有なら間違いなく利益が出るでしょう。。。



ご清聴いただきありがとうございました。



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