小説書いてみた!w

商品券1000×5枚




昨年、塾で受け持っていた生徒を第一志望にぶち込み、その気持ちとして頂いていた商品券、



数年後に引出しをあけてほっこりしようとしていたその商品券をオレはおもむろに財布に突っ込む。



なんの罪滅ぼしか、包装紙をもとのように包み直し、未だ忘れられている存在であるかのようにもとの場所へしまう。



充実感を得たはずのオレの足取りは重く、外は厚い雲から絞り出したように雨がシトシトと降り続いていた。