圧縮の続き

最近ディープな内容の記事が乱発し、わかりずらいと苦情的なものがよせられてますが、懲りずに今日もまたディープな世界です、、できるかぎり専門用語には脚注つけるようにしますんで、苦情はソフトにおねがいしますw



まず、圧縮ですが、うちのモンキーはエンジンブロー復帰*1から圧縮*2がほとんどありません、、



バルブ*3曲がり説が最有力なんですが、ちょっと疑問が湧きまして・・



それは、エンジンが温まってからは圧縮があるという事実です。。



圧縮があるとき〜ないとき〜551の宝来*4くらい差が激しかった圧縮の有無ですが、イマイチあるとき〜ないとき〜の条件を見極められなかったんです、、



暖気後*5は圧縮がある、、これはどういうことなのか??



それは金属などの熱膨張*6が関係してると思われます。。



ずっとそればっか考えてていくつか理由らしきものが浮かんだので記します、、


  • タペット

 以前よりタペット*7を叩く音が大きくなっているのは確実、、バルブクリアランス*8が狂っている可能性あり、、
 つまりタペット・ロッカーアーム*9のクリアランスが熱膨張でズレ、圧縮が戻るのか、、ということです。

 たしかガスケット*10は金属製だったはず、冷寒時にはガスケットの役目を果たしていない可能性。



以上の二つです、、今回は暖気による熱膨張が与える圧縮の有無がテーマなので熱で粘度が低くなるオイル*11や、クラッチは省きました。。



オレの中ではタペット(バルブクリアランス)を犯人に仕立て上げてたのですが、調べてみるとどうやら違うようなのです、



熱膨張でクリアランスが狭くなり圧縮が回復というお安いハッピーエンディングを期待してたのですが、ホントのところはクリアランスが狭くなるほどバルブのしまりが悪くなり、圧縮は下がるということらしい、、



あ〜あ〜、、熱膨張とクリアランス変動と圧縮の因果関係は、我ながらスマート*12な着眼点だと思ったんですがね〜w



で、次にヘッドガスケット!!



これはメタルガスケットが熱膨張により膨らんで圧縮漏れをなくし、結果的に圧縮を回復させてるのではないか??という理由からです。



コレは新品に交換するだけで、コイツが原因か一発でわかりますが、交換にはヘッド*13を降ろす必要があるので、そこまでするならバルブ打ち換*14えろよ!!という自問自答もあります、、



ただ、バルブ打ち換えは手間もそうですが、金がかかるってのが問題点です、、



まぁ、オレの今日一日の葛藤*15は、タペットの無罪がちらついてから無駄に終わってしまったようで、この記事もタペットの無罪が確定した時点でタダのグチに変性してしまった感が否めませんwww






ただ悔しいので、明日にでもバルブクリアランス(タペット)調整してみます。。



あと、、脚注が多すぎて逆にわかりづらいような気がしますが、オレの思い過ごしだと思うので、ツッこまないでくださいw

*1:エンジン故障

*2:混合気を圧縮する行程で感じられるキックペダルの重さ

*3:吸排気を行なうフタ

*4:生地が甘くてなかなかうまいです

*5:エンジンをかけてしばらく暖めること

*6:金属は熱によって体積が変わる、電車のガタンゴトンは夏に線路が膨張するためわざと隙間を設けている

*7:エンジン上部のカムシャフトの回転を、バルブを開閉するための運動に変換するパーツのこと。

*8:ロッカーアームとバルブの隙間、広すぎも狭すぎもNG

*9:カムシャフトからバルブへの橋渡し的な存在

*10:金属と金属とでは密着しにくいのであいだに挟む漏れ止めの板、チーズバーガでいうチーズみたいなもの

*11:エンジン内部を循環する潤滑油のこと、常温ではトロトロしているが、高音になるとシャバシャバになる、天津飯のあんかけみたいな感じ

*12:目の付け所がシャープですw

*13:エンジンの最先端部分、そもそもエンジンとはヘッド・シリンダー・クランクケースの3大部品で構成されている

*14:バルブコンプレッサーが必要、Knight to君は持ってるらしい

*15:4時間は考えてました