圧縮解決

バルブクリアランス調整




もうね〜自分で理屈立てて考えてもまったく前に進まんので、Mixiのコミュで相談してみました、、


武川のスーパーヘッド+R(88cc)を使用してますが、カムチェーンが切れてブローしてからというもの、キックしてみても圧縮がありません、、手でキックを下ろせますw
バルブが曲がってるのか?と思ってはみるもののエンジンはかかるしアイドリングも安定します、、しかもエンジンが温まったらしっかりとした圧縮が感じられます。
オイル漏れ・滲み一切なくパワーも出ています。
もう何がなんだかわかりませんので、皆様のご意見いただけませんか?

いや〜Mixiの方々は実に親切で、真剣に考えてくださいました。。



やはり、バルブ曲がりや、ピストンにクラックなどの重症説がもちあがっている中で、一人、タペット調整を強力にプッシュする人がいましたw



てことで、バルブクリアランス調整をやってみました〜



ま、タペットキャップを外してコチョコチョやるだけの作業ですw



しかしまぁ〜初めてやったときは、シックネスゲージの感触がつかめずになかなか調整できず、、どれくらいのかたさですか?ときいたら『羊かん切るくらいや、羊かんを横に置いてタペットと羊かんを交互やったらよう分かる』なんて無茶苦茶言われた覚えがありますw



さて、スーパーヘッド+Rのバルブクリアランスは0.05〜0.08mmというアバウトな値が設定されており、今は0.06mmに調節されています、、



本来はクリアランスが広くなってきてタペットが鳴り出すので、調整といえばクリアランスを狭くする方向を言うんですが、、武川のパーツカタログには、冷寒時0.08mm指定になっているじゃありませんか〜w



ということで、吸排気ともにクリアランスを0.08mmに調整してみます。



まずキックを手で降ろし下死点をさぐります、、やはり軽いですw



吸気側調整前に今のクリアランスを測ってみたら0.05ミリでした、調整には専用工具を使った方がラクらしいですが、プライヤーと9ミリメガネがあれば問題ないです。



チョチョイと0.08mmにあわせ・・キックを下げてみると・・・・



死点がわかる!!



まだ手でおろすことは出来るものの、この手ごたえは圧縮w



も〜いきり立っちゃって排気側も0.08mmにアジャストします。。こっちは設定時の0.06mmのままでした・・



早速手でキックを下ろして・・って下ろせないw



見事に圧縮回復〜!!



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バルブクリアランス調整侮れないです、、たかが0.02mmされど0.02mmw



でも、なぜ今回はクリアランスを広げることによって圧縮を取り戻せたのでしょうか?



暖気後は圧縮があるということは、熱膨張がかかわっている、、



暖気後はクリアランスが熱膨張によって狭くなり、バルブがひらき、冷寒時よりさらに圧縮はなくなる。。というのがオレがタペットを犯人候補から外した理由でした。。



詳しい友人、Knight to君に聞いてもバルブ曲がってる説を説くばかり、、まぁでもそれだけエンジンに異音がなかったって事なんでしょうが・・



しかし、いくら理屈立てても、野生の勘と経験者談は強かったw



真犯人はやっぱりタペットだったのですw



ただトラブルシューティングの基の基を忘れていたのはお恥ずかしいかぎりですよww



何はともあれ圧縮がもどってよかったです。



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エンジン音はタペットまじりで若干そそっかしくなりましたが、全域でのレスポンスが向上し、キャブセッティングも狂いましたw



あと排気音がシングル独特の弾けるように元気な音に、、暖気後も圧縮があるところを見るとこの話*1は今日で終わりですねw



最後になりましたが、Mixiの皆様ありがとうございます。。

*1:長きにわたった圧縮の悩み話